ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編
第37章 彼がドレスを脱ぐ時は
容易く剥ぎ取られたブラ、明るい室内に肌を露出している事もさらなる羞恥を誘い
敏感な場所を彼の形の良い唇が含んだ途端に快感が背中を駆け抜けた
「やぁ……っ!んぁあっ……あんっ!」
器用な舌先が的確に弄び指先は責立てるように快感を与え続ける
「沙夜子、ちゃんと答えて。」
嫌々と首を振っても止まぬ刺激
きっと彼は私が答えるまでいつまでだってそうし続けるだろう
無意識にビクビクと背中を跳ねさせながらも懸命に言葉を紡ぐ
「んぁっ……あぁ……っ似合うんんっ……と、ぁあ思ってっ……んんあっ!」
現に今私を組み敷いている彼にドレスは抜群に似合っている
だけどそれを聞いて顔を上げた彼は不愉快そうに眉をしかめると「俺は男なんだよ」と呟いた
私の胸元にひとつふたつキスを落として彼の顔が間近に迫る
互いに呼吸を感じる至近距離で私を射抜いた彼は
「背中のジッパー下ろしてくんない?」
恐ろしい程淫靡な声色で囁いた
カッと熱を帯びた頬、震える指先で彼の首裏に手を伸ばせば小さな金属があった
それをゆっくりと下ろすとジジジとジッパーが開いて行く
最後までジッパーが開くのを待っていた彼はその長い脚に私の身体を挟み込み閉じ込めたまま悠々とドレスを脱ぎ捨てた
ダークネイビーで艶のある布地に隠されていた肌
想像よりもずっと逞しい筋骨がドレスの下から現れた
細く見えたあのドレスの何処に隠れていたのか、鍛え抜かれて無駄の無い筋肉や見た目よりもずっと広い肩幅
あまりの美しさに固まったままだった私に彼は再び視線を落とす
「沙夜子は俺が男だってわからないようだから教えてあげるよ。」
ドレスを着ていた彼は確かに中性的だったのに………
簡単に私から衣服を剥ぎ取り私の太腿を舐め上げた彼は誰がどう見たって男性だった
普段淡白な瞳に雄の欲を湛え私の反応を楽しむように伺っている