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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第4章 儀!!









本当に突然だったけれど彼が私の事を考えてくれていたのは本当で嬉しいと思った気持ちも本物だ



そんな私の言葉を静かに聞いていた彼は無表情を崩さぬまま「なんだ」なんて興味を失った様に分厚い本を見詰めた



きっと頑張って勉強していたのだろう彼の姿を思い出すと胸がキュンキュンして愛しさが溢れ出す



そんな私達の沈黙の間に流れたウェディングのCMに淡白な瞳を向けた彼の姿に私はたった今芽生えた欲望を口にした



「私イルミさんと結婚式……挙げたいです!」


「うん。」


「今からゼク○ィ買いに行きません!?」


「……何それ。」


「結婚するならゼク○ィと相場は決まってるんですよ!」


「そうなの?」




私達は昼間の暑さが和らいだ夜の街を歩いた


彼は決して嫌がる素振りもふて腐れた様な素振りも見せずに私が手に取った雑誌をすんなりと購入してくれた




「楽しみですね、私今凄い幸せです!」


「あっそ。」


「帰ったら二人で読みましょう!」


「それは婚礼の儀の本なの?」


「…………っ……そうです」






彼の事を可愛いのでそのままにしている事は怒られるので絶対に秘密である









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