• テキストサイズ

ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第33章 ニックは見ている









………………………?



…………夢…………………?



一体何が起きた…………????



私が放心している間に進む2人のビジネストーク


つい先程まで彼の不機嫌にハラハラしていた筈が今は耳にうるさいくらい心臓がバクバクしている



彼の唇が……………熱い舌先が………………



………………人前で深いキッスをされてしまった……………ッ!!!!!!



私の脳みそがその事実を漸く受け入れたと同時に湧く羞恥と困惑

ニックが全く気に留めていないのが羞恥に染まる心の唯一の救いだが

彼は……………彼はもしかしてニックのあのお世辞にヤキモチを…………!?


だとしても普通あんな事しない……いや、彼の垣間見せる愛情は私とは別のベクトルで激重……………やはりヤキモチ?!?!



…………………いや、どちらかと言うと縄張り意識的な方か………?




彼の独占的な愛に内心歓喜するべきか大胆過ぎる行動を諫めるべきなのか………そんな事をぐるぐる考えながら羞恥と困惑を行き来する思考


私の脳内はいつの時でも忙しない


パチパチと弾ける焚火にぼんやり目を落としてどれだけ経ったのだろう


ハッと現実に引き戻りビジネストーク中の彼を見詰めれば交わった視線の先、片眉だけ釣り上げた表情は「何?」と言っていた






/ 341ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp