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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第25章 運命のその日







正直全く母親になる心積もりは出来ていない

きっと何歳になっても私は私のままで立派な人間になんてなれないだろう

だけど少しずつ大きくなって行くお腹が日に日に自覚を作って行く様に成長して行く我が子が私を一歩ずつ母親にしてくれる………と思う!!!!

きっと彼だって一歩ずつ………


そう考えると私の胸は先程とは違う高鳴りで騒ぎ始めた


彼との子……………


世界一大好きで愛しくて堪らない彼と私の…………


望めないのだと涙を流した事もあった

当たり前に夢見てはいけないのだと考えないようにした事もあった


…………夢みたいだ……………


途端に溢れ出した感情






「…………あの………私………凄い………うっぅう"………っ嬉しいです……嬉しいんです!」



気が付けば私は馬鹿みたいに泣いていた


きっとこれから沢山悩んだり死ぬほど心配したり大変な事が想像を越えて沢山待っているのだろう


だけど彼が傍にいて支えてくれるのなら、私達が二人で選び望んだ未来なら想像よりもずっとずっと幸せに違いない




「俺も。」



彼の声色は何処か柔らかく私はぐちゃぐちゃの顔で笑った





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