ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編
第20章 食事の合間のお喋りは
…………………私は決して淫乱ではない
しかし、神と私に溺愛された彼に強く求められてしまえばそんなの…………………ッ
そんなこんなで私の脳内はピンク色の花が絶賛咲き乱れている
服装はフードポンチョのニットセーター、これが膝上丈程のサイズなのでスキニージーンズを合わせる事で守ってあげたい小柄感を演出
季節を意識したカーキ色のニットは萌え袖仕様になっていてネイルも一新、ダークレッドに変えてみた
足元は歩き易いようにシンプルなスニーカーを選んであざと過ぎないナチュラル感を意識して
髪は癖毛を巧く利用したゆるふわカールにセットした
勿論彼に贈られたアクセサリー類は今日も今日とて輝いていて私は早くも浮かれ気分である
カーライフにしては衣服が多いと思われるかもしれないが実の所季節の変わり目と共に自宅に配送して主にトップスは現地調達している
私は最初この方法に難色を示したが何度もアパートへ帰る交通費と手間よりはマシだ、と言いくるめられてしまった
現地調達と言っても今の世の中ユニ○ロにG○なんてリーズナブルなブランドが何処にでもあるし決して豪遊している訳では無い
彼もまた服装等気を遣ってはいるものの私が条件を飲んだ事で店の選択を譲歩してくれているのだろう
最初はその場で処分すれば良いと言い放っていた所を説得出来ただけ本当に良かった
彼は世間の感覚からズレた常識外れのお坊ちゃんなので驚かされる事ばかりだが
今私が驚かされているのは常識のぶっ飛び具合ではなくその耽美な佇まいだった