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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第16章 星降る夜の私達







多分かなり自然だった…………と思う



私を相当なビビりだと認識している彼ならば違和感無く受け入れる筈だ


…………しかし問題は胸のドキドキ


大胆な行為に及んだ事で破裂しそうに高鳴っていた…………

きっと彼にも聞こえているに違いない大騒ぎ




………彼の反応や如何に……………?




心臓をバクバク言わせながらも緊張の面持ちで顔を上げれば


薄明かりの中想像よりもずっと近くで目が合って、その瞳に吸い込まれそうになった



「大丈夫だよ。」



薄く開いた唇から紡がれた柔らかな声色

私だけに届いた小さな声が耳を擽った



てっきりお見通しとばかりに気だるい反応が返ってくると思っていたのに

優しく心まで撫でる様な目で見詰められるだなんて…………



咄嗟に俯いて彼の腕をぎゅっと抱き締める

完璧な不意打ちに胸が騒いで仕方がなく

熱く体温を上げた体をどうする事も出来ずにずっとそのままでいた





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