第63章 翻弄
イルミはリネルの身体を起こすと 自身の膝の上に座らせるように熱い肢体を引き上げた。そして自身のモノを掴み リネルの秘部にそれを確かに押し当てた。先ほどまでとろんと恍惚した表情で奉仕に徹していたリネルの顔が 再び綺麗に歪んでいった。
「…っ、ぁ…ああっ…」
「これだけで気持ちいいの?」
「…き、…気持ち…い…っ」
イルミはリネルの腰をしっとり掴み、それを少し引き下ろす。
「…っああぁ…!…っ」
「まだ先だけだけど」
「…だ、だって…っ」
「挿れるよ。」
頬が熱くなるし目元がじわじわ滲む。
イルミはそんなリネルの様を、満足気に見つめていた。
「リネル」
「……んっ……」
「オレが欲しい?」
「…欲しい、…っ…イルミがほしい…」
「オレもリネルが欲しい」
「…は、…ぁ…早く…っ…」
イルミはリネルの細腰を下まで引き下ろした。