• テキストサイズ

〈H×H 長編〉暗殺一家の嫁

第81章 コミュニケーション/日常


本日は珍しくゆったりした時間を過ごした。少しは夫婦のコミュニケーションにもなっただろう。気付けばゴリゴリクッキーもラストひとつになっていた。

「最後のひとつ イルミにあげる」

「いいよ。食べなよ」

「あぁー!」

隙をつきクッキーを攫っていったのは まさかの1番小さな手。しかし 2本の歯で食べられる難易度の代物ではなく、クッキーは形を変えてリオンの口から出てくることになった。

「うわあ~ リオン~っ!」

「今のはリネルが油断してたから悪い」

「ゴリゴリがべしょべしょになって出て来た~」

「気に入らないものすぐ吐き出すよね」

「でもさ 今の赤ちゃんにしては結構いいスピードだったよね。なんかこう、ハンターぽかった」

「そう?リネルはいちいち大袈裟すぎるんじゃない?」

「イルミだってさっき結構力あるって褒めてた」

「それは成長に伴っての意味だったんだけど」



その後もしばらくリネルの中で流行していたクッキーが 暗に「ゴリゴリ」と命名されたのは言うまでもない。






fin
/ 497ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp