暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第3章 寒い 〜It's chilly〜
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久しぶりの演技に大きく息が上がる。
『ちゃん!最高だよ!あたし興奮しちゃった;;;;』
優子ちゃんがお得意の鼻血を出していた。
『流石、元グランプリファイナル女王だな。。圧巻の演技だぜ。』
豪君がそう呟く
女王か。懐かしい響き・・・
『勇利?どうだった!?』
何も言わない勇利に問いかける。
『・・・・』
『勇利?』
『やっぱりはすごかぁぁあ!あの演技、あのジャンプ、あの表情!最高だよ!!』
鼻息を荒くしてまた語り出すから笑ってしまった
『やっぱり大げさだなぁ。勇利は(笑)』
あ、そういえば、
『スケオタ三姉妹、今日は珍しく静かだけど、どうしたの?』
『『『ぎくっ!!!!!』』』
何故か三姉妹がびっくりしている。
『どうしたの?』
『いゃぁ!やっぱりさんの演技は最高でした!またぜひ滑ってくださいね!』
なんで冷や汗?
『ん?うん』
なんだか変なの…。
疑問に思いながらもふと気がつく。
『あ!勇利!雪かきしなきゃ!帰るよ!』
『やっぱりやらんばいかん?』
『せんば!行くよ!優子ちゃん達ありがとうございました!』
そして私はアイスキャッスル長谷津を後にした。
後日、私にあんな事が起きるなんて、あの三姉妹以外誰が予想したのだろうか。