• テキストサイズ

暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》

第3章 寒い 〜It's chilly〜







プログラムが始まる。





始まりは王女が王子と出会うところから。




このシーンは王女が初めての恋に心を弾ませながらジャンプをするシーンになっている。




心が跳ねる様子を表すよう、4回転を飛ぶ。





『相変わらずのジャンプは軸がブレないなァ~。』




勇利が羨ましそうにこちらを見ている。




次は恋をした人が敵国の王子だと気が付き、悲しみにくれる王女のシーンになる。




悲しみの大きさを表すために、
ダブルトーループ、シングルループの2種類を連続で飛ぶ。




そこから順調に飛んでいく。




4回転サルコウを成功させると、近くから歓声が聞こえる。



そして、想いを伝えあった2人は添い遂げようとお互いの城を抜け出すが見つかってしまい、離ればなれになってしまう。




勇『?!』



『、あいつ、泣いてるぜ…』



『役に入ってるのね…。』



私の目から一筋の涙が伝う。




ラスト、王女は会えない辛さを抑えられず涙を流し続ける。彼との大切な思い出を胸に抱きながら。そして最後、王女は泣き疲れ眠りにつくとそれ以来、目を覚ますことは無かった。



最後、彼との大切な思い出を思い出すかのようにジャンプを3連続飛んだ。







母との大切な思い出が私にもあるから悲しい気持ちがどれだけ心を支配するのか分かってしまった。
/ 41ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp