暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第3章 寒い 〜It's chilly〜
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アイスキャッスル長谷津には昔からずっと通いつめていた。
最近は来る回数が減ったしまったが変わることのない私の大切な場所だ。
『あら、ちゃん!おはよう!』
優子ちゃんがカウンターに立っている。
『おはよう!優子ちゃん!勇利いる?』
『勇利君なら今、リンクで滑ってるよ~!』
『やっぱりか。ありがとう!入っても大丈夫だよね?』
『もちろん!何なら、ちゃんも少し滑っていきなよ!最近、あまり来てくれてないしさ…!』
思わず私もと誘われる
『ありがたいんだけど、これから旅館に帰って勇利と雪かきしなきゃならないんだ…』
すると豪君がリンクの入口から出てくる
『よう!!お前も滑ってけよ!最近来てねぇだろ?』
優子ちゃんと同じことを言う。
『ほらほら!雪かきなんていつでも出来るんだから!減るもんじゃないし!』
2人に押されて、しぶしぶという感じで私も靴を借りてリンクへ入る。
そこには、ヴィクトルのプログラムを滑る勇利がいた。