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暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》

第12章 再開


そんな意味もない話をし終わった時


急にマッカチンが吠え出した。


『『『ん?』』』


と3人が吠える方向に首を振る


『勇利、あのキャッスルはなんだい?』


『えっと長谷津キャッスル、Inside is Ninja 屋敷!』


『oh Really? Ninja?!』



と興奮しながらヴィクトルが記念撮影を始める。


その後、ヴィクトルがSNSに写真をアップしてメディアとファンが押し寄せた事は言うまでもない。




ユリオside


ヴィクトルが突然ロシアを去ってから数日


モチベーションであるヴィクトルがいねぇーなんて


中身の入ってねぇピロシキと一緒じゃねぇか!



そんな事を考えていた時ふと、携帯を開いて面白いニュースがないかあさくってみた。


『は?!ヴィクトルが勇利勝生とのコーチに!?って復帰すんのかよ?!』


久しぶりに目にしたという名前。


『くっそ楽しみじゃねぇーか!』


って


『長谷津キャッスル?ヴィクトル達ここにいんのかよ。』


ヴィクトルに文句を言いに行く。でもそれよりも


『久しぶりに会いてぇな。』


それは俺がまだジュニア時代だった頃の合宿での話。



『くそ、くそやろぉ!』



なんども練習しているのにトリプルアクセルが跳べない俺は氷に向かって苛立ちを露わにしていた。


早く強くなってヴィクトルを超えたい。


強くなったらじいちゃんが褒めてくれる。


そんな事を思って俺は毎日練習していた。


『なーにしてるの?』


と英語で突然誰かが話しかけてきた。

『あぁ?!』

と昔から変わらない口調で返事をした。それが全日本ジュニア選手権で優勝をしただった。


『君、その歳で3回転練習してるの?』


当時俺は11歳、今の俺と同じは15歳だった。


『だから何なんだよ跳べるにこしたことねぇだろ?お前こそその歳で4回転跳べるんだろ?人の事言えるかよ笑』

そう冷たい言い方をした。すると

『歳上に向かってその口の利き方はなに?このロシアンヤンキーがぁ!』

と両頬を引っ張られる


『い、痛ってぇな!このくそババァ!』


『ババァって何よ!人が折角トリプルアクセルまで教えようって言ったのに!』

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