暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第12章 再開
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私が久しぶりに滑り切った日から次の日。
勇利はヴィクトルからグランプリファイナルの時の体型に戻すまで教える気にならないと釘を刺されダイエットっという名のトレーニングが始まった。
『それにしても良かったのに…僕のダイエットにが付き合わなくっても...。』
『何言ってんの笑、私も勇利と同じで太りやすいし現役に戻るならもう少し筋肉付けないとね...!』
そう話しながら長谷津城までの道のりを走りながら話す。
『二人ともー!コミュニケーションは言いけれど遅れてるからねー!』
と前からヴィクトルの声が聞こえる。
『『はーい!』』
と返事をしていつものスピードに戻す
長谷津城に到着して藤の花が見えるベンチで勇利がトレーニングを始める。
しばらくすると他愛もない話が始まった。
『勇利はミナコが好きなの?』
『え?!まさか!』
『恋人はいる?』
『No...』
『昔の恋人は?』
『ノーコメント』
『僕の話をしよう!僕の初めての恋人は...』
『ストーップ!!/////』
(なにやってんのこの2人...。)
2人の会話を聞きながら私は海を眺めていた。
『は?』
『へ?』
突然、勇利に向けられていた質問が私にまで飛んできた。
『彼氏ねぇ...』
そう言いながらぼーっと考える。
(...!そう言えば私、彼氏出来たことないじゃん…!)
と今頃になって思い出した
『いたのかい?!』
何故かヴィクトルがグイグイ突っかかってくる。
『年齢=彼氏いない歴ですが何か?』
と眉間にシワを寄せてヴィクトルに答える
すると何故かヴィクトルは嬉しそうな顔をして話を辞めてしまった。
(そっか...いないんだ...)
ヴィクトルが心の中で密かに喜んでいた事をは知る術もなかった。