暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第11章 選択そして贅沢
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あの後、私はヴィクトルと口も聞かず、勇利と一緒にアイスキャッスルに向かった。
その後ろをヴィクトルとマッカチンが着いてきた。
アイスキャッスルに到着して入口のドアをあける。
受け付けには西郡ファミリーが揃っていた。
『Hi! ヴィクトル・ニキフォロフです!今日からと勇利のコーチになりました!』
とヴィクトルが挨拶を始めた。
『え、え、えー!?』
と皆が驚いていた。
『『『ホントにヴィクトルがコーチ?!』』』
とスケオタ三姉妹がビックリしている。
こっそり携帯で撮ろうとしていたので
『3人とも(^^ 撮ったらどうなるか。分かってるよね?(^言^)』
と私は念を入れた。
『『『はい!!絶対しません。』』』
『よろしい。』
その後、私達はリンクの外でヴィクトルの演技を見る。
勇利を見とれている時。
『子豚ちゃんは体脂肪落とすまでリンクに上がらせないよー!』
とヴィクトルが呟く。
私はあまりにもおかしくって爆笑しながら
『確かに勇利太ったね笑笑笑』
とツッコミを入れる
『まで...!』
と恥ずかしそうに勇利が言う。
そしてヴィクトルが滑り終えるとこちらを見てくる。
『ー!1度滑ってみてくれないかい?』
とヴィクトルがお願いしてきた。
私はどうしようか迷う、それを見て勇利が
『ヴィクトルー!はまだ今日退院したばかりだから...』
と勇利が助けてくれた時ふとある言葉が思い浮かんだ。
『私ね!人を笑顔にするスケーターになりたいの!』
それは昔の私の声だった。
『・・る』
勇利がこちらを振り向く。
『滑る。』
『え、』
『先生も一応大丈夫だって言っていたし滑るよ。勇利』
『、スケーター復帰するの?』
『ただ滑るだけよ!』
私はヴィクトルと交代してリンクの上にたつ。
曲を何にするか聞こうとしたら勝手に音楽が流れる。
(これ、私が4回転フリップで失敗したプログラムじゃない)
顔つきから見てヴィクトルが流すように言ったみたい
お手並み拝見か
流れたものは仕方ない
じゃあとことん滑ってやる