暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第11章 選択そして贅沢
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私は叫んだ後、看護師さんがどうしました?!と心配そうに病室に駆け込んできた。
『だ、大丈夫です。なんでもありません。』
と謝った。
『そうですか。わかりました(^^ あ、ヴィクトルさん。面会時間はとっくに過ぎているので今日は泊まっていかれますか?』
『あー!じゃあそうしよ『大丈夫です!従兄弟が迎えに来ます!』
私はすぐに断った。
看護師さんが出ていったあと、
『何言ってるとよ!ヴィクトル!』
『いいじゃないか!一緒に寝たって、』
とヴィクトルが駄々こねるから、勇利に電話して帰ってもらった。
騒がしい毎日が始まりそうだ。
そして改めて、ニュースを読んでいるとこんなコメントが書かれてた。
(勝生勇利はいい線いきそうだけど、3年も休んでる元女王なんて期待できない。)
・・・・・・
ブチ。
元女王のプライドが切れた音がした。
自信はある。でも
『勇気が足りないのよ。』
私はしばらくの間ベットの上で、シーツをきつく握りしめながら項垂れていた。