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暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》

第11章 選択そして贅沢








目を覚ますと目の前には見覚えのない天井があった。





薬品の匂いと機会の音が聞こえる。






『あ、起きた!勇利ー!が起きたよー!』





真利お姉ちゃんの声が聞こえる。





『!』






と、勇利の声が聞こえる。






『痛みはない?僕がわかる?お腹空いてない?』





と何個も質問をしてくるもんだから




『ふふっ、大丈夫だよ勇利。ただちょっと眠たいかな。』





と言った。





『そっか...。ならよかった~。、ジャンプに失敗して転倒した時に頭を強く打ったみたいで気絶したから病院に運んできたんだよ。今は念の為に入院してる。』




と勇利が簡潔に説明してくれた。




『そっか笑、私コケちゃったんだ、久しぶりに調子乗りすぎちゃったかな...笑』




すると勇利が気を使ったみたいで、




『仕方ないよ!大会にあれだけ出ていないのにあんなに飛べるんだもん、逆にすごいよ!』




と慰めてくれた。





『ありがとう勇利。まだ少し眠いから寝てもいいかな?』




『うん分かった!じゃあ長谷津温泉に僕達は帰るね。行くよ姉ちゃん!』




『はいはい。じゃあまた見に来るね』






私は2人に手を振って部屋から出ていくのを見届けたあと病院の外を眺める。そこからは長谷津城が見える。




(また会いに来るよ。僕のお姫様。)




その時何故かヴィクトルの言葉が頭の中を横切った。
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