暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第10章 夢
勇利side
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はあの後、頭を強く打ったのか気絶をしていた。
血を流したりしていないのだが、万が一の事を考えて僕は慌ててを抱えて近くにある、病院へ行った。
医者『幸いにも頭部には目立つ外傷もなく脳内出血などの心配はなさそうですね。念の為、今日だけ入院してください。』
『ありがとうございました。』
僕は先生にお礼を言い、診療室を後にした。
廊下を歩いてると
『あ!勇利くん!』
と女性の声が聞こえた。振り返るとそこには一人の看護師さんが立っていた。
『あ、如月さん。』
彼女はと中学からの親友の如月さん。
『久しぶりね...。ちゃん、なにかあったの?』
『ちょっとジャンプを飛んでいる時にヘマしちゃって...』
すると如月さんは嬉しそうな顔をして
『そっか。まだスケートしていたんだ。』
と呟いた。
『もうどれくらい、たったっけ?おばさんが亡くなって。』
『もうすぐで3年だよ。』
『そっか。もうそんなにたつのか...。』
如月さんはを一番近くで見ていた人でもあるから、あの事については知っていた。
『あ、私呼ばれてる!じゃあまたね!勇利くん!にもよろしく!』
如月さんは嵐のように走り去って行った。
それを狙ってか携帯がなる。
『はい。もしもし...。』
『勇利!あんたどこにいるの!?今日バレイの練習来るんじゃなかったの?』
『み、ミナコ先生...。』