暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》
第7章 衝撃
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ヴィクトルのあの報道から数日、
私はボーッと外を眺めていた。
ヴィちゃんが『くぅーン』
と刹那そうに鳴く。
『大丈夫だよ、ヴィちゃん。ヴィクトルの気まぐれの行動なんてすぐに辞めて、やっぱり休まなーいとか言い出すよ。』
そう、そう言ってくれるはず。じゃなきゃ私が困る。
?『酷いな~!!僕の事信じてないのかい?!』
『信じてるも何も、そうじゃなきゃ困るのよねー。』
。。。。。ん?
?『困るってなんだよ~!わざわざ僕が会いに来たのに。』
振り向きたくない…。いや、振り向けない。
『それより、こっちに振り向いてくれないかい?僕のお姫様?』
私は即座にその場所から立つ。
『い、行くよ?!ヴィちゃん!?』
『わん!』
『え?!?!』
私はヴィちゃんとその場所から全速力で走って逃げる。
『うわぁ?!ちゃん?どうしたとね?!』
『勇利のお母さん!!ちょっとヴィちゃんと散歩してくるから!』
『よお分からんけど行ってらっしゃい!』
私は玄関を行き良いよく開き、また全速力で走る。
が走り始めて10秒後...
『あら、次はよか男の走いよる!』
ヴィクトルが追いかけてくるのを私はまだ気がついてない。