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暖かい氷を私にください。《ユーリ!!! on ICE》

第6章 ヴィクトルside 2






『ヴィクトル!考え直せ!今はまだ現役を続けるべきだ!!』



ヤコフが僕を説得し始める。




『ヤコフ。決めたんだ。僕はしばらく休む事にする。何かが掴めそうなんだ。僕には足りていない何かが…。』





『そんなの、あのとか言う少女に会えばいいだけじゃないか!何も現役休止なんてしなくても』






『他にもやりたい事を見つけたんだよ。それに考えてみなよ!何かをつかめた僕が現役復帰をすればそれこそ観客が驚いてくれる!その為にもこれはやめないよ。』




『ヴィーチャ!』




ヤコフが焦る




『頼むよ!ヤコフ!僕からの一生のお願いだ!』





ヤコフが考え込む




『一生のお願いなら…』




『じゃあ、僕はしばらく見納めのグランプリファイナルの練習をしてくるよ^^*』






ヤコフが気がつく前に僕はリンクへ逃げる。




しばらくすると





『ってヴィクトル!!!!!それはお前が言うことを1度でも聞いてから言え!』





ヤコフが叫ぶ頃ヴィクトルは





『ふふふ。早く会いたいよ。僕のお姫様』





あの衝撃を一目惚れと呼ぶ事をその頃の僕は知らない。いや。気づかないふりをしていたのかもしれない


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