第3章 一ヶ月後
エルヴィン「目標は普段ストヘス区で憲兵団に所属している、今度こそ目標…女型の巨人を捕らえるために作戦を立てた、結構日は明日後。その日のために我々とエレンが王都に招集されることが決まった。現状ではエレンの引渡しは避けられない、そうなってしまえば壁の破壊を企む連中をおびき寄せるのが困難になる、ひいては人類滅亡の色が濃厚になっていく。これら全てを賭ける、次は…ないだろう」
皆「…」
エルヴィン「大まかに説明すれば我々が憲兵団に護送される際にストヘス区中でエレンが抜け出し目標をおびき寄せて可能なら地下で巨人化させることなく捕獲するのが目的だ。エレンを囮にして壁を壊す巨人の輩が捕えられるのであれば当然招集の話はなくなる。王都の意識も壁の防衛に傾くはずだ」
エレン「(すげぇ…正直もうダメかと思ったがこれさえ成功すれば一発で状況が好転する、そもそも女型の巨人が誰なのか特定できてるんなら成功は堅くないか?」
メイ「(きっと…アニじゃないはず…あの時のはきっと見間違いよね…)」
エレン「やったな」
ミカサ・アルミン「…」
エレン「?」
エルヴィン「女型の巨人の正体だが…それを割り出したのはアルミンだ、この作戦を立案したのも彼で私がそれを採用した。女型と接触したアルミンの推察によるところでは…」
メイ「…」
メイに緊張がはしった
エルヴィン「いわく女型は君たち104期訓練兵団である可能性があり、生け捕りにした2体の巨人を殺した犯人とも思われる彼女の正体は…アニ・レオンハート…」