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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第11章 この気持ちは何なの?



「今日の日替わり定食の残りの刺身とシラスが少しとアイツらがお前のまかない用に残してったご飯、それと味付け海苔が少しだなあとは冷凍の蕎麦、うどんやパスタとかあるぞ」

『では、海鮮丼作ってください!』

「あ"?海鮮丼だぁ?」

『はい、私海鮮丼好きなんです!』

「そーかよ」

師匠は刺身とシラスを冷蔵庫から出す

「お前が今まで食ってきた海鮮丼の中で1番美味い海鮮丼食わしてやるよ!!」

『やった!楽しみにしてまーす』

受け取り口から師匠の料理する姿をジッと見つめる

まず、サイコロ状に切った刺身とシラスをボールに入れてそこにごま油、ニンニクチューブ、塩、鶏がらスープの素、黒胡椒を入れて混ぜる。

ご飯を丼に盛ってちぎった味付け海苔を敷いて先程の具材を上に乗せる。

最後に卵黄を乗せて刻みネギを散らす。

「できたぞ」

師匠は、自分がさっきまで麻婆豆腐を食べていた席の隣に海鮮丼を置いてくれた

『おぉ〜塩だれベースの海鮮丼ですね!美味しそう!!』

「醤油はかけたきゃかけろ」

海鮮丼の乗ってるお盆の横に醤油刺しが置かれている

海鮮丼が置かれた席に座りいただきますと言って割り箸を割り、まずは醤油を掛けずに一口。

『ん〜♡美味しっ!!』

今まで食べてきた海鮮丼と比べ物にならないくらい美味しい
ごま油が効いたく具材は後引く美味しさ

「…美味いだろ?」

『はい!最高に美味しいです!!』

醤油をかけてから食べるとまたさっきとは違った味わいが口いっぱいに広がる。

『美味しい〜師匠これレシピ教えてください!』

「あ"?レシピなんてねぇよ。こんくらいテキトーにやりゃできる」

『才能マンめ…』

「あ"ぁ?」

『何でもないです!』

私が海鮮丼を堪能していると食堂の扉が開いた。

「今日は会議ねぇ筈だぞ、何しに来やがった半分野郎」

扉の向こうには轟社長

私は思わず海鮮丼を吹き出しそうになって咳き込んだ

『っぐ…ごほ…がほっ…!』

「雪乃大丈夫か?」

「おい、世話かけさせんなや柚川」

轟社長が私の元に歩み寄り、師匠が私の背をさすって水を飲ませてくれた

『…っはぁ…はっ…あ、ありがとうございます師匠』
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