【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第11章 この気持ちは何なの?
警察と救急車が到着し、グレープジュースがお爺さんに付き添ってお爺さんは救急車に運ばれていった。
クリエティーは私の代わりに警察に事情を説明しながら私の前輪部分の壊れた原付を個性で直してくれた。
警察はクリエティーの話を聞くと「そういう状況なら、車を運転してたお爺さん側が悪いな」と言っていた。
とりあえず後日保険屋も通していろいろ話をしなければいけなくなった。
話が終わった後、私はクリエティーが直してくれた原付に乗る
『クリエティー、いろいろとありがとうございました!』
「いいえ、とんでもございませんわ!あなたはこれからお仕事ですの?」
『えぇ、もう家出る時から完璧遅刻ですけどね』
「まぁそうなんですの?急いでる時こそお気をつけてください」
『はい、気をつけます!』
クリエティーに手を振って私は爆心地事務所を目指す。
『はぁ〜…散々な目にあったなぁ』
ため息をつき、先程の不運を嘆く。
爆心地事務所に着いた私は原付を駐輪場に停めて食堂へ向かう
時刻は14:30
事故に巻き込まれて事情聴取にも時間をとられ大遅刻した。
『今更行ったところでって感じだよね…』
ぼそっと呟き私は食堂の扉を開く
食堂スタッフのみんなは一斉に私の方を見てえ?って顔をした
「雪乃ちゃん聞いたよ!個性事故にあったんだって!?」
「大丈夫?怪我とかしてない?」
「こんな時くらい仕事休んでもよかったのに…」
みんな優しく心配してくれる
『…み、皆さん…!ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした』
「おせぇぞ柚川!!」
師匠こと爆豪勝己はご立腹。
目尻が天井につきそうな程釣り上がっている。
『え、えと…師匠?』
「テメェ約束忘れてんだろ!?あ"ぁ?」
『や、約束?』
「麻婆豆腐だよ!今日の昼テストするっつったろボケ!!」
師匠のお腹がギュルルルと怪物のような音を立てる
『あ、お腹減りすぎて怒ってるんですね』
「あ"ぁ?テメェ爆破されたくなけりゃ今すぐ作れや!昨日教えた手順忘れてやがったらぶっ殺すぞ!!」
師匠の手から火花がバチバチと音を立てる