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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第11章 この気持ちは何なの?



「何してるんですの峰田さん!」

「や、八百万〜」

八百万と呼ばれたその女性、ヒーローのクリエティーは私の真後ろから小走りでこちらに近づいてくる。

セーフティー・カタパルトと彼女が言ってたカタパルトは私の背後のだいぶ離れた場所の歩道に設置してあった

…凄い、あんな離れたところからここをピンポイントで狙ってカタパルトでグレープジュースを飛ばしたって事…?

「お怪我はありませんか?」

クリエティーはグレープジュースを押し除けて私に近づいて声をかけてくれた。

『大丈夫です。ありがとうございます』

「あ、でも…原付が壊れておりますわ!』

グレープジュースが車を止めてくれる直前に原付のフロントフェンダーとヘッドライトがある真正面に少し車のフロントライトが接触して凹んだのだ。

『わ!本当だ…あぁ、最悪』

「とりあえずこの爺さん起こして警察に引き継ごうぜ!」

グレープジュースがそういうとクリエティがそうですわねと言ってお爺さんの眠る運転席の窓をコンコンとノックする

「すみません、大丈夫ですか?起きてください」

お爺さんは返事がない、そして全身が痙攣してる

「おい、これまさか…寝てんじゃなくて本当は死んで」

『縁起でもないこと言わないでください!』

「でも様子がおかしいですわ!」

クリエティーは運転席を開けてシートベルトを外して座席をフラットにした。

「…てんかんの症状かも知れませんわ!峰田さん急いで救急車を!!そして、あなたは警察に連絡してください!」

『は、はい』

グレープジュースは救急車を手配し、私は言われた通り警察に連絡した

クリエティーはお爺さんが発作で舌を噛まないよう顎の下を軽く上に上げて支えた。

「お時間取らせて申し訳ありませんが、警察と救急車が来るまでお付き合いください」

クリエティーが私にそう申し訳なさそうに言うから私はこちらこそご迷惑をおかけしてます。と答えた。
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