【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第8章 爆心地ヒーロー事務所!
「午後からの会議、爆心地ヒーロー事務所でやるから雪乃のいるここで飯食おうと思ってな」
『あっそ、仕事中なんでとっとと出てってください』
「そんなことよりも、なんで上鳴とあんなに仲良くなってるんだ?今日会ったばかりの上鳴は電気くんなのに俺はいつまで経っても苗字に役職…」
『あーはいはい、じゃあ何で呼べば気分良く出てってくれますか?轟くん?焦凍くん?』
「俺のフルネーム…覚えててくれたんだな、嬉しい」
雪乃大好きだと言って生姜のみじん切りをしてる私を後ろから抱きしめるこの男の顔面に包丁を突きつける
『どいてください、邪魔です』
「あぁ、その冷たい視線…ゾクゾクする/////」
本気で嫌がってるのにこの男には全く効果ないどころか逆効果なのが悔しい。
「…その冷たい視線で焦たんって呼んで欲しい」
『すこぶる気持ち悪いです』
「気持ち悪い?大丈夫か?そういう時は手首のツボを…」
『そういう意味じゃなくて…あぁ本当邪魔!厨房に埃も立ちますし本当出てってください!!』
私は包丁を置いて轟社長を厨房から追い出した。
『はぁ〜…何でこんなとこまで追いかけてくるんだか』
「愛されてるねぇ〜柚川さん♪ヒューヒュー!」
『矢部さん茶化さないでください!』
「ショートにあんなに愛されてるなんて羨ましい!」
「柚川さんそのポジション変わってください!!」
『寧ろ誰かにかわってもらいたい…』
結局この事務所の社員食堂にはそば打ちの道具は揃ってなかったため、蕎麦の代わりに冷凍そばで作ったざる蕎麦を轟社長に出した。