【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第1章 親友が知らんうちに結婚してたっ!
『とりあえずダメ元で応募だけしてみます。』
「分かりました。紹介状をお渡しする前に先鋒にお電話させて頂きます。」
職員さんはクックコーポレーションに電話し、私の名前と年齢を伝え応募して良いかどうかアポを取ってくれた。
「……大丈夫との事ですので紹介状発行させていただきますが、他の求人も見てみますか?」
『お願いします』
その日結局私はクックコーポレーションと雑貨屋さんの二社の紹介状をもらった。
二社とも一週間以内に書類を郵送するようにとの事で私は自宅に戻って早速履歴書と職務経歴書を作成した。
5時間かけて二社の書類を作成して郵便局のポストに入れた。
パン!パン!
郵便物を入れたポストの前で二礼二拍手一礼。
クックコーポレーションはダメだろうけど、せめて雑貨屋さん受かってくれぇぇ!という気持ちを込めて祈る。
4日後、雑貨屋さんの合否が郵送で届いた。
結果は不合格。見事にお祈りされました
その結果を見てやっぱ上手くいくわけないよなぁと思いながらまたハローワークに行って今度は工場の軽作業の正社員の求人二社とスーパーの正社員の求人一社の三社分の紹介状をもらってきた。
クックコーポレーションの書類を出してから一週間後。
書類選考通過のお知らせがメールで届いた。
『しょ…書類通過!?』
ダメ元で送ったところでまさかの書類選考通過に少し舞い上がった。すぐさまハローワークに行ってクックコーポレーションを紹介してくれた職員さんにこの事実を報告した。
「凄いですね〜書類選考通過おめでとうございます!」
『ありがとうございます!』
「でもまだ油断しないでくださいね?あの後また応募者が殺到してて今76人で1つの採用枠を争ってる状態ですからね?」
『なっ…76!?そんなに!?』
「はい、流石に76人で募集締め切りましたけど…書類選考通過した人はあなた含めて43人いますからね」