【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第5章 映画を見に行こう!
「お前の個性についてももちろん把握してる、お前が操ってる水の半分を操れない状態にするともう半分は自然と操作不能になる!
それと、雪乃に手ェ出したお前を死んでも許さない!!」
轟社長は左の炎を使ってヴィランを撃退した。
「ぐぁぁぁぁあ!!」
ドシャ…
ヴィランは雨の降りしきる屋外駐車場で黒焦げになって倒れている。
轟社長は私に駆け寄って左の熱で氷を溶かす。
「雪乃、大丈夫か!?」
『げほ…ごほ…っはぁ….だ、いじょうぶです』
私の体は雨に濡れた寒さで震えている
「寒いよな…すぐ車まで運ぶ」
そう言って轟社長は私をお姫様抱っこした。
『ちょ…やめてください!』
「何でだ?」
『その、恥ずかしいし…私重いから////』
「全然重くねぇよ」
轟社長の車まで運ばれて助手席に乗せられた。
『私濡れてるし…なんか敷かないと車が…』
「気にするな、とりあえず何か拭くものを…」
ダッシュボードの中にあるフェイスタオルを取り出して渡してくれた。
『ありがとうござい…はっくしゅ!』
「くしゃみ可愛いな、もう一回頼む」
携帯のボイスレコーダーをオンにする轟社長
『そんな計画的にくしゃみ出せるわけないじゃないですか』
やっぱこの人変だ。
『…ごほっ、ごほ….ズズズ…寒い…』
体を拭くが、咳と鼻水が止まらない。
頭もだんだん痛くなってきた…
体もだるい、こりゃ風邪ひいたかな…
『げほ…ごほっ、ごほ…はぁ…』
「病院、行った方がいいな」
轟社長は、私を乗せたまま病院へ連れて行った。
病院で熱を測ると38.5度。
風邪と診断され、抗生物質と頭痛を抑える薬、咳止めをもらった。
『げほ…がほ…すみません…』
「いや、俺のせいだ。雪乃を巻き込んで風邪引かせちまった。」
轟社長は私の実家に電話して今の私の状況を伝えてくれた
するとうちの母が私に代わって欲しいと言うから私は電話をとった。
「雪乃ちゃん、大丈夫?うちに帰ってきてくれてもいいけど誰も看病できないし風邪治るまで轟さんが看病してくれるって言ってくれたから轟さんにお願いしておいたわ!
着替えは後で持っていくからしばらく轟さんに面倒みてもらってね」
『いやいやいや、私子供じゃないんだから看病無くても大丈夫だよ!家帰る!』