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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第5章 映画を見に行こう!



『轟社長からチケット3枚買いますから見やすいところ売ってください。それなら良いですよね?』

「雪乃に金出させるわけにはいかねぇ」

「ほな、奢りやね!ラッキー!」

「くっ…仕方ねぇな」

山田さんがエスカレーターで上に上がってきて私達に合流した。

「ごめん、お待たせ!チケット買えた?」

「轟社長がチケット買い占めとってな〜買えへんかったけど奢ってくれる言うからお言葉に甘えておこうと思うんや」

「え、そうなんだ…あの、轟社長。すみませんありがとうございます。」

「…あぁ」

『とりあえずまだ上映まで少し時間あるし3人で下を見て回りましょう!』

「せやな〜」

「あ、私もよりたいとこあるんだった。」

「雪乃俺も一緒に…」

『今日は3人で映画行くっての邪魔されたんです。ショッピングくらい邪魔しないでもらえますか?』

そう言うと轟社長は少し小さくなって消え入りそうな声で、悪ぃと言った。

私と村上さんと山田さんの3人は下のショッピングモールを散策した。

まず訪れたのは雑貨売り場、山田さんの買い物だ。
中学生のお子さんの新しいお弁当箱を探すために寄りたいと言って立ち寄った。

私はここでは何も買わなかったが山田さんはお弁当箱とお箸入れを購入、村上さんもショートのヒーローマグカップを購入してた。

「ほれ、雪乃ちゃん!」

村上さんは自分が買ったショートのヒーローマグカップを私に渡してきた。

『え、村上さん…何で?』

「うちらなんだかんだ忙しくて雪乃ちゃんの歓迎会とかできひんかったからな!ささやかなもんで申し訳ないんやけど、これからもよろしゅうな!」

『村上さんっ…ありがとうございます!大好き!!』

私は村上さんに抱きついた。

「おぉ!よしよーし…公共の面前やで、場所わきまえよっか〜」

『村上さんに言われたかないです〜』

「あんた本当口が達者やな〜」
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