【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第5章 映画を見に行こう!
ピロン…
私の携帯にメッセージが入った。
メッセージは轟社長からで、冒頭の轟社長のみたエロい夢の内容がびっしり書かれていて、その後に「雪乃とこういうことしてる夢見たんだがこれは正夢だよな?」と問いかける文面まで送られてきて背筋が凍った仕事終わり。
「お疲れ様」
「お疲れ様ね〜」
『お疲れ様でした』
「「お疲れ様です」」
佐藤さんと内山さんが食堂から出て帰って行った
「ついに今日やな!」
『ですね!』
「さ、2人とも今日は私の車でろろぽーとまで行くから乗ってってね〜」
『ありがとうございます、お願いします』
「よろしゅうお願いします!」
「帰りはまた事務所に2人を下ろす予定でいるけど良いかな?」
『はい、大丈夫です』
「うちもそれでええで」
私達は山田さんの車に乗り込み、ろろぽーとへと向かう。
ろろぽーとは平日だというのに激混み。
駐車場がなかなか見つからない。
「2人とも先に降りてチケット買ってきて、私駐車場探すから」
『はい、分かりました。』
「先に行ってるで〜駐車場止めた後LINEちょうだいな!」
私と村上さんの2人で車から降りてろろぽーとの中に入る
二階の映画館に着いたが16:45の回の変態に狙われてますはチケットが完売していた。
『う…そでしょ?』
「何でや!?平日やで今日!!」
『仕方ない。山田さんにチケット完売してること伝えてレイトショー観るかどうか決めましょう。
レイトショーなら幸いまだ空席ありますからね』
「せっかくムビチケあったのにしゃあないな」
「その必要ねぇよ」
聴き慣れた声が後ろからした。
後ろを振り向くと、整った顔の見覚えのある紅白髪…
『轟社長、その必要ないってどういう…?』
「チケットは雪乃と2人きりの貸し切り空間楽しみたいがために俺が買い占めた。」
『あ"?寝言は寝てから言いなさい。だいたい日時場所全く伝えてなかったのに何でピンポイントに特定して先回りできてんのよ!?』
「…頑張った」
『頑張る場所ズレてるでしょ!!』
ギャーギャーとヒステリック気味に轟社長を叱り付けるも、いつものごとく効果がない。
むしろ怒られることに向こうは快感を抱いてるからたちが悪い
「よっしゃ、つまり今回轟社長の奢りやろ?あざーす!」
「お前らの分も出すとは言ってねぇぞ」