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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第4章 思ってたより良い人?



「許されなくても俺は雪乃に想いを馳せながらここに立っていられればそれだけで幸せ」

『辞めてください、迷惑です。完全に不審者です。…一緒に映画に行く相手は、同じ社員食堂スタッフの山田さんと村上さんです』

「山田と村上?誰だ?男か?」

『2人とも女性です!毎日顔あわせてるじゃないですか!!』

「そうか、雪乃しか見えてなさすぎたすまねぇ」

『はぁ〜…本当気持ち悪い』

「どうした?具合悪いのか?気持ち悪い時は手首にあるツボを…」

『そう言う意味じゃない!あんたが気持ち悪いのよ、馬鹿』

そう言われた轟社長は自分の腕を抱きしめて顔を真っ赤にしながら興奮していた。

この罵声のどこに興奮する要素があるのか全く分からないし、分からないからこそ本当気持ち悪い。

「いつどこに何時に映画見に行くんだ?」

『教えません』

「どうしてだ?」

『絶対ついてくるつもりですよね?』

「当たり前だろ?」

『やめてください、勘弁してください…本当そういう予定関係細かく聞いてくるとか彼氏面っぽいことしないでください』

「彼氏面じゃなくて、彼氏になりたい。あわよくば結婚して雪乃の旦那にもなりたいし子供も4人は産んでほしい…というか今すぐにでも既成事実を作りたい」

『嫌ぁぁぁぁあ!絶対嫌!!気持ち悪い通り越して怖い!
おやすみなさい!!もう永遠におやすみなさい!!』

ぴしゃん!と窓を閉めカーテンも閉めてベッドに潜り込んだ

何何何!?
本当あの人何なの!?
少しでも良い人なんじゃないかと思った私が馬鹿だったわ!
怖い、怖すぎ!!

2人きりになったら絶対なんかされるっ!

そうだ、ボディーガード!
自衛のためにボディーガードを付けなければ!!

ショート事務所で轟社長の事をよく知ってて、強くて、轟社長の暴走を止めれるような役目の人を……

緑谷さん!そうだ、緑谷さんと仲良くなろう!!
そうすればストッパーになってくれる!

というか、寧ろ緑谷さんに事情話して彼氏のフリをしてもらうのも有りだ!

これから緑谷さんと仲良くなる為に緑谷さんの好きなものについて勉強しないと!

私は携帯で緑谷さんのWikipediaを読んだ。
オールマイトファンだという事を知り、オールマイトについてほぼ徹夜で調べ倒したのは言うまでもない。
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