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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第3章 ショート事務所初出勤!



顎に手を当ててうーんと唸る轟くん
僕も柚川さんとそこまで親しいわけでもないから盛り上がる話題まではアドバイスできないな

でも、少しだけ助け舟を出そう

「柚川さんの趣味とか分かればそこから話題出てこないかな?」

「趣味か…漫画、雪乃は2万円課金するくらい少女漫画が好きだな。」

「それだよ!タイトルとか分かる?」

「あぁ」

轟くんは携帯を取り出して少女漫画のタイトルを検索する。

「あ、これだ!《変態に狙われてます》」

「うん、それ今の柚川さんの状況だよね?」

「でも本当に漫画あるぞ、ほら」

そう言って轟くんは携帯の画面を僕に見せる

「本当だ」

そこには確かに《変態に狙われてます》というタイトルで可愛らしいイラストで少女とSっ気の強そうな少年が描かれてる

「轟くんもその作品読んでみたらどうかな?
…と言っても今34巻まで出てる作品だから忙しい轟くんにはちょっと難しいかも知れないけど」

「雪乃の為ならなんだってする。仕事の時間潰してでも雪乃の為に読破するぞ」

「仕事はちゃんとやってください!」

そういう僕の言葉を聞いてるのか聞いてないのか分からないけど、轟くんはWikipediaで柚川さんが読んでる漫画について調べている。

一途な人なんだけど一途さが間違った方向に空回りしやすいから誤解も受けやすい。

でも、柚川さんにもそんな不器用だけど一途で優しい轟くんの事をもっと分かってもらいたいなって僕は思ってる。

現時点で柚川さんへの想いが変質的な方向に行ってるのはなんとかしなきゃだけど…
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