【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第3章 ショート事務所初出勤!
事務所を出て僕と轟くんは管轄区域内のパトロールを開始した
「緑谷」
「ん?どうしたの?」
「……雪乃に初めてありがとうって言われた」
顔を真っ赤にしながらニヤケ顔を抑えきれない轟くん
まるで恋する乙女のように報告してきた。
「今までキモい、ド変態、気持ち悪い、糞虫って言われてたところからありがとうって言ってもらえるようになった
これは脈ありだと思っていいよな?」
「轟くん…それを脈ありっていうならだいぶチョロいよ」
「そ、そうなのか…恋愛は難しいな」
「君がしてるそれ恋愛じゃないと思う、ただのプレイだよ…というか轟くん、君は最終的に柚川さんとどうなりたいの?」
「そうだな、とりあえずまずは既成事実を作りたい」
「ぶっ飛んでるね、いろいろと」
このまま轟くんほっといたら柚川さん襲われるんじゃないかな…危険だ!
恋愛に関してのアドバイスとか苦手だけど、僕が轟くんを正しく導いて柚川さんと柚川さんの貞操を守らないと…!
「要するにまずは柚川さんと仲良くなりたいんだよね?」
「もちろん仲良くなりたいし雪乃の椅子にもなりたい…そして夜のなかよしも円満に済ませたい」
何故そこで椅子になりたい宣言!?
いやそれ以上に最後の一言ぉぉぉお!
「あのさ、まず仲良くなりたいなら柚川さんから轟くんと仲良くなりたいと思ってもらえるような行動をとることからはじめた方がいいんじゃないかな?」
「そうか、そうだな…どうしたら雪乃は俺と仲良くなりたいと思ってくれると思う?」
「んー…そうだなぁ、相手と盛り上がる話題を数多く共有して一緒に居て楽しい人と思ってもらうとかかな?あとその話題で盛り上がったらこまめにLINEとかで連絡取ってもいいし遊びにも行けるようになると思うよ」
「なるほどな、連絡先はもう雪乃に持たせた携帯使って勝手に交換してあるから連絡はいつでも取れるが…
問題は盛り上がる話題、だな」
昔は気づかなかったけど、轟くんってストーカー気質なのかもしれない…