【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】
第2章 クックコーポレーション面接開始!
その日、事務所に帰ってきたのは20:30だった。
緑谷を先に帰らせて報告書の整理をしてる途中、俺の腹が鳴った
今日は忙しくて昼飯も食えなかった。
何を食べようか、考えるまでもなく俺は携帯で【蕎麦 柚子 名店】で検索をかけた。
するとすぐにヒットしたのは老舗蕎麦屋のゆずかわ
たべモグ1位の超人気店。
店の前はいつも行列。
並んでみたこともあったが途中で材料が無くなって毎回入る前に店じまいされてた。
掴まれたときの蕎麦と柚子の香り…昼間の彼女はもしかしてここの従業員かもしれないという淡い期待を抱いた。
ホームページは和風で竹を使ったデザイン。
少し渋めだが好みだと思った。
生憎ホームページには彼女の事は何も書いてなかったが、ゆずかわで検索して粘り強く探していくとFacenoteを見つけた。
そこには柚川雪乃という名前が書いてあり、アイコンは昼間のあの女の笑顔の顔写真、紹介文に実家は老舗蕎麦屋のゆずかわです。皆様食べに来てください!と書いてあった。
「柚川…雪乃か、やっと見つけた」
俺の口角が自然と上がった。
雪乃のFacenoteに載ってたゆずかわの電話番号に電話して出前を頼んだ。
もちろん持ってくる人は雪乃を指名した。
雪乃の反応を楽しみにしながら報告書を書いて待つつもりでいたが彼女の事が気になり過ぎて柚川雪乃について徹底的に調べ尽くした。
今までいろんな女の人に好意を寄せられてきたけど、ここまで自分から追いかけてみたいと思った相手は雪乃がはじめてだった