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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第2章 クックコーポレーション面接開始!



「本当すまねぇ……

『分かっていただければそれでいいんです、ところで私の携帯弁償していただく件ですが

「本当すまねぇが、そういうクレーム対応してる時間もねぇんだ!後で事務所来てくれ!」

………はぁ!?』

ショートは私が離してるところを遮った挙句すぐにまた任務に戻ってしまった。

「本当すみません!轟くんには僕からもよく言っておきますのでお気を悪くしないでくださいね」

デクが丁寧に私に言う。
そして失礼しますと言ってひったくり犯を連れて交番へ向かって行った。

私はイライラを募らせながらも真っ直ぐ家へ帰った。

『ただいまっ!』

「萌お帰り!あれ?母さんが頼んでた晩御飯の材料は?」

『それが…面接終わってからすぐヴィランとヒーローの交戦に巻き込まれて携帯が壊れちゃって…』

そう言うとお父さんはそうか、ならしょうがないな。仕事手伝ってくれと言ってエプロンを渡してきた

私はそれを身につけて仕事を手伝った。

夜の21時ごろになると一本の電話が入ってそれにお母さんが出た

「はい、蕎麦屋のゆずかわです。…はい、はい…ありがとうございます。ざる蕎麦一人前ですね。かしこまりました。…はい、えぇ居ますけど……はい、そのようにさせていただきます。失礼します」

電話が切れるとお母さんは私を呼んだ

『何?お母さん』

「ざる蕎麦一人前出前用でお願いね」

『はーい』

私はざる蕎麦一人前分の水回しを始める

するとお母さんがあぁ、それと!と付け加える

「出来上がったそのざる蕎麦、ショート事務所まで萌ちゃん持ってってね」

『は!?何で私が!?』

「小林萌に持ってこさせてくださいって名指しでのご指名よ」

『出前は私の仕事じゃないでしょ?』

「そうだけどさ、ご指名入っちゃってるんだからしょうがないでしょ?お願いっ」

『……分かったよ』

正直、足引っ掛けて胸ぐら掴んだ相手の事務所なんて行きたくないけど…
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