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〈H×H パロ〉ホストクラブ【幻影旅団】

第3章 今日も夜が来る/小話集め


17.赤い糸/ヒソカ


「運命の相手とは小指と小指が赤い糸で結ばれてるって言うよね」

小指を差し出しヒソカにそう話してみれば、彼は私を小馬鹿にするように鼻先で笑っていた。

「ボクなら糸なんかよりも…紐か縄なんかがイイな」

スルリと絡められた小指はいつの間にか、大きな掌に捕まっていて。

「こうやって。逃げないように、繋いで、縛って」

くつくつ喉を鳴らす彼は毒々しい程 妖艶で。

糸どころか紐なんて可愛いモンじゃない、彼の爪は赤かった。
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