第1章 ホスト遊び/夢主はお客様
「あの、リネルさんて……ヒソカの事、好きなんですか…?」
「うん。好きだよ」
「じゃあ、クロロは…?」
「ああ 私元々はクロロ目当てでココ通ってたから。クロロはお互いを知り尽くしてるが故に落ち着ける元カレ、みたいな感じ?」
「そうなん、ですね…」
「私はヒソカの事が世界で一番大好きなの。」
大好きってどういう意味で?
付き合いたいってくらい真剣に?
割り切って遊びって意味で?
結婚したいとか思うの?
色々聞きたかったけど、どこまで聞いていいのかがわからなかった。
「私はヒソカが好きでヒソカに会いたいからここに来るし、ヒソカは私が来れば数字がつくから喜んでくれるしもっと私のこと必要としてくれる。こんな相乗効果ってないよね」
この世界が初心者の私には少し難しかった。
確かにイルミが気になったけど、また会いたいとは思ったけど。
お金使ってあげたいとかこれからもホストクラブへ通おうとか、そこまで思ってる訳じゃない。
私はこれからイルミに会ったとして、どうしたいんだろう…
自分でもわからなかった。
そんな事を考えていたら、私達の席に先に来たのはイルミの方だった。