第6章 大人になる方法／イルミ／＋アルファ夢主初体験裏

「触らせてユイの。もっと脚開いて」

「ん…っ」

一人で、なんて言っていたくせに いつの間にか またイルミに身体を酔わされていた。
力の入らない太股を言われた通りに少しだけ動かしてみる。視線を逃がせば 自らイルミに擦り寄り開脚している卑猥な様子が入りこんでくる。足の付け根に押し付けられるイルミの感触に 今では小さな興奮を覚えている。
濡れる秘部をやや強めに摩られると 身体だけは正直だ。先ほどもらった快感を再びねだっているようだった。

「ぁ…っ」

「濡れ過ぎ。挿れて欲しいの？」

「っ、勝手に…わかんないよっ …」

蜜をたっぷり絡められた指先はすべやかで 柔らかかった。

「ソコ…やッ…あ」

「固くなってる」

割目の中の突起部分を探し当てられる、指先が触れると 少し高い声が出る。
とろけ出すような快楽が走るのに 何故だか身体に力が入ってしまう。辿るように大きく撫でられると 秘部はまただらしなく蜜を増してゆくばかりだ。

「にしてもさ」

「ん、…？」

「お互いこんなになってるのに挿れられそうもないって相当な鬼畜だよね」

「きちく、って？…」

問いの答えを伺うよう 乱れた顔を上げる。いつになく鋭利にも見えるイルミの視線に 自ら濡れた目を絡ませる。
指の動きが早くなる。ぷくんと主張するソレを 淡い力で執拗に擦られると 上半身にまでふるふる力が入ってくる。気を抜くと膝が震えそうになる。

「んっ ぁあ、…っ」

「ヤバイな」

「な…なに、が？」

「本気で挿れたくなってきた」

「え」

「ユイの中」

少しだけ 体重をかけられる。深い快感を得る箇所を離れ 指先はするんと挿入口まで下った。ソコに一気に走るのは 例の激しい異物感、キリリと伝わる痛みに思わず腰が引けそうになるが 先ほどまでの濃密な感覚のせいか うまく身体が動かなかった。

「イルにっ…や、痛！」

「いけるかな どうだろう」

「っ」

「試してみようか」

「え、………っ」

「入るかどうか」

怖々視線を下げ 下半身を見下ろした。

「指二本 入ったけど」