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〈H×H パロ〉ホストクラブ【幻影旅団】

第6章 大人になる方法/イルミ/+アルファ夢主初体験裏


刹那の間。イルミと視線が絡む。

「ユイに入る瞬間とか、ユイを突いてる所とか」

「っ?!?!」

「あ。自分で言って今ピクッときた」

「な、何言って…っ」

「想像だけでイけそうなんてオレもまだまだ若いな」

「……………」

「見てて ユイ」

「や、いや……、」

「世の男がどういう事をしてるのか。知っておいて損はないよ」

ついにイルミは上下に右手を使い出してしまう。
男女の性行為を妄想世界でイメージしたことはあっても 男性の自慰行為がどんなものかなんて発想すらなかった。それなりのスピードをもって動く手先が 反り勃つモノをゆるゆる摩る。そんな様子を見せ付けられれば まるで露出狂にでも会った気分だ。

男性器を口や手先で刺激するプレイがあることくらいは知っている。むしろそれを懇願された方が 丸く収まるのではないかと思う程 目のやり場に困るだけで、かといって自分から奉仕を申し出る勇気もない。
ひたすらこの場の空気が読めず、しどろもどろになっていた。

「手 貸して ユイ」

貸した手をイルミが何に使うのか、わかるようでわからぬ戸惑いの中 取られた片手を そっと硬くなる所まで連れられた。

「握って」

初めて触れる質感と質量に 思わず手を引っ込めそうになる。間髪なく上から手のひらを重ねられるとそれも叶わなかった。
男性においては最も敏感な箇所との認識はあるが 思いのほか強めの力がかかっていて 固まる指先にモノが張り付いてしまう。

度々イルミの手が動き出す。合わせて連れて行かれる自身の手に 凹凸ある形状が触れる。余計な力が入ってしまいそうな中、素早さだけが増えてゆく。

「………ユイ」

頭上から落ちる声に控え目に顔を上げた。イルミの表情が少しだけ切なく見える気がする。指を絡め取られ 先端部分のくぼみに 押し付けられる。

「わかる?オレも濡れてるの」

摩擦なく滑る指の腹は 安易にそれを伝えてくる。今のイルミは 先程までの乱れた自分と同等なのかと思うと、ひたすら戸惑いを隠せなかった。

「もっとして」

「…っ!!」

今日初めて イルミに乱暴に扱われる。驚くくらいの素早さで 顎を掴み上げられた。
押し付けられる唇が求めるのは、息が出ぬ程、貪るみたいな濃密なキスだった。

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