第5章 square/夢主2人/キャバ嬢/裏
「あーあ…」
「どうしたの?」
「穴開いちゃった」
「は?もうないよ」
「どうしよう…」
「まあ、ないよりはマシじゃない?」
度々身体をベッドに押し付けられる。
そのまま深く繋がりなおす。
開いた脚の間に広い身体を埋められた。
動き出す振動に 腹の中が熱くなる。
貫かれるたび秘部がじんじん蜜を漏らす。
遊びにすらならない暇つぶしのセックスに感じているだなんて、自分がいじらしく滑稽で くすりと笑えてしまう。
イルミの背に両腕を回し、逃さぬようスーツに爪を食い込ませた。
「…っ、イルミ」
「…なに?」
「あの2人が戻るまで、このままでいようよ リオンに見せたいし…っ」
「ルナそういう趣味あるの?」
「ないよ少しも。あの2人の鼻開いた顔が、見たいだけっ」
「リオンはともかくさ、ヒソカなら喜んで参戦してきそうだよね」
それが狙いだった。
あの男のことはそれなりにわかっているつもりだ。この世界、方法が汚かろうが何だろうが 負け続きなんてプライドが許さなかった。
「………っ ヒソカがボトル20本約束するまで、アイツには触らせないし触ってやんないしっ」
「それ枕営業だよ。ヤサぐれすぎ」
「だからっ イかないでイルミ…このままずっと、私の中ナカぐちゃぐちゃにしてて…っ」
「やっぱ煽ってるよね」
今はなんて言われようが構わない。
最後に笑うのは誰なのか、答えを作るのは自分だけだ。
改めて理解した。
fin