第5章 エゴイズムな純情戀歌《前編》＊ 豊臣秀吉

「美依……っ」

「あっ、ちょっと…やぁ……っ！」




美依を横抱きにした状態で、脇下から手を入れ抱え込み…
その手で胸を揉みしだきながら、空いてる手を腹から脚に滑らせた。

引っかかる所なんて何も無い、綺麗な脚。
でも気になっているのは、その中心で。
俺は次第に股の間へと手を入れ、内太ももを撫で上げると、その蜜部に指を伸ばした。




「やんっ……！」




その花弁に触れた途端、美依がまた腰を跳ねさせる。
俺はその花弁を割り、蜜口を指でゆるりと撫でた。

くちっ……

その湿り気のある水音に、思わず喉が鳴る。
濡れているじゃないか、口づけと胸への愛撫で濡れてしまったのか。
本当に…可愛すぎておかしくなりそうだ。

そのまま俺は、割れ目に沿って前後に二本指を滑らせ始めた。
ぬるぬると指は滑らかに動き…
その度にくちゅくちゅといやらしい淫音がする。

滑りを活かして、口だけでなく、その上にある蕾も指で掠めて。
そこも膨らんで尖っているから…
躰が『好く』なっている事は明らかだ。




「やっぁん…っぁ、あ、だめぇ……！」




(可愛い、美依…もっと感じろ)

間近で顔を蕩かす美依が愛しい。
目は真っ赤になって、口も半開きで。
ガクガクと躰を震わせ、明らかに絶頂に向かっている。

俺の指で果てろ、美依。
俺の手淫で、気持ち良くなってみろ。
お前さえ良かったら…『その先』だって与えてやれるんだから。

俺まで息が荒れだし、ひたすらに美依の顔を見ながら、その可愛い躰を可愛がる。
美依の嬌声と、弄る水音と。
湯気が立ち上る湯殿に、共鳴するように響いて…






もう、気持ちに誤魔化しは効かない。
お前の事、俺────…………






「……っぁあぁぁぁ！」


その時、美依の躰が痙攣し。
一際甘い声を上げて、脱力した。
途端に蜜口から溢れ出す、トロリとした濃い蜜。

もう気をやってしまったらしい。
俺の胸に躰を預けながら、浅く荒い息をしていて。
駄目だ、もう。
可愛すぎて…我慢できない。

美依の尻の下で、袴を持ち上げている"モノ"が、またさらに硬度を増した気がした。
俺だって男だ、こんな乱れた姿を見ていたら、当然欲情するのだから。