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【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》* 明智光秀






────お前を想うようになって
俺は未知なる渇望と、感情を知った


何がなんでも欲しいと思う欲望。
飢えて渇いていくような、情欲。
だが、お前が笑うだけで…
やたらと満たされるような、幸福感。


それが『愛』なのだと。
お前を好きになって、初めて知った。
そして、受け入れてもらって……






無双の愛が、
花開いたような心地になったんだ。






「ぁっあっ…んっ……」

「痛くないか、辛くはないか?」

「は、はい…なんか……」

「どうした」

「少しずつ、平気になってきました……」




揺れる、揺れる二人の影。
それは激しいものじゃないけれど…

幸せに満ちた刹那を映している。

腰を揺するたびに聞こえる、水音も。
やたら耳に入ってきて、脳内も犯される。
これだけで、十分すぎるほど好い。
柔らかな熱が、俺を受け入れてくれるから。






こんなに至極の場所は知らない。
もう、堪えきれないくらいに、心地良い。






「美依…もう少し奥に進めてみるか」

「ぁっ…は、はい……っ」

「痛かったら、言うんだぞ?」

「……っあ、ぁあっ……!」




ぬぷっ…ぐちゅちゅ……

少しだけ、繋がりを深くする。
狭い狭い中を掻き分けて…
また俺の熱杭を、美依の中に埋める。

少しずつ、少しずつ侵食するように。
深くしては馴染むように慣らし、大丈夫そうになったらまた少しだけ腰を押し進めて。

そんな事をしていたら、いつしか先が奥に当たったので、俺は動きを止めた。
ずっぽりと根元まで埋まった、俺の熱。
もうその事実だけで…愛しさが溢れてくる。




「美依、全部入ったぞ」

「ほ、本当に……?」

「よく頑張ったな、辛くはないか」

「ちょっと苦しいけど…平気です」

「……そうか」




お互い見つめ合って笑って…
そして、そのまま唇を重ねた。
ようやくひとつになれた、心も躰も。

満たされていく充実感。
隙間なくピッタリ重なって…
触れ合えた悦びは、計り知れない。

今はこれで丁度いい。
これから、もっと二人で気持ち良くなっていこう。
まだまだ時間はある。



俺とお前の時は───………
まだ始まったばかりなのだから。






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