第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》* 明智光秀
(本当にお前は…俺をどこまでも惹き付ける)
「美依、駄目ではない」
「え……?」
「そこがお前の一番好いと感じる場所だ、その感じ覚えておけ」
「で、でも触れられると変になりそうで…」
「その"変"が快感に変わる、俺に身を任せていろ」
「っあ、やぁっ……!」
俺はその美依の好い場所だけを、執拗に攻め始めた。
指の腹でぐりぐりと潰したり、叩いたり。
さすれば美依は躰を震わせ、仰け反って声を上げ始める。
……どうやら、すごく良いらしい。
そんな姿を見せられると、己も高ぶってしまうのだがな。
でも、自分は二の次にしてぐちゅぐちゅとひたすらに蜜を潤滑油に指を滑らせ、絶頂を煽った。
中が熱くて、入れてる指がふやけてしまいそうだ。
でも、そうしている内に中もだんだん解れて柔らかくなってくる。
俺はそんな状態になってから、また指を一本中に挿入させた。
「…っぁあっ…ら、めぇ……!」
「美依……」
「きちゃう、何か、きちゃう……!」
蕩けた顔で、荒い息を吐く美依。
この分なら…すんなり気をやりそうだな。
俺は二本の指を少し折り曲げ、美依の好い場所を指の腹で攻め続ける。
「……そのまま素直に流されろ」
「やっ…らめぇっ、きちゃう…!」
「それでいいんだ、来るものを拒むな」
耳元で囁きながら、ついでに親指で蕾も弾いて弄って。
両方一緒に"して"やったら、美依は呆気なく崩れた。
躰が痙攣し始めたと思ったら、一気に駆け上がり…
そのまま、愛らしく弾けた。
「っあぁぁーーー………っっ!」
可愛い嬌声を上げながら、波にさらわれた美依。
瞬時に中がぎゅうっと収縮し、指を締め上げ。
それが緩めば、美依は脚を投げ出し脱力して…
中からはさらに濃い蜜が溢れてきた。
馨しい匂い、指がもうべたべただ。
俺はゆっくり指を引き抜くと、その指を美依の目の前にもってくる。
そして、指でわざと糸を引かせ…
美依に向かって羞恥を煽るように言った。