第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》* 明智光秀
「……っぁあ…っだ、めぇ……!」
くるくると円を描くように触れていれば、美依の声が一層気持ち良さそうになってくる。
こんな事をされるのも初めてなのだろう。
だが…いい感度だ、可愛い。
内心がゾクゾクするのを感じながら、徐々に蜜口辺りを指で解し始めた。
よく濡れているし、痛いと言う事はないと思うが…
最初は『中』で感じるのは難しいと言う。
だから、蕾と一緒に…と言うのは必須だ。
下の花芽を優しく撫でながら、入口を二本の指で念入りに触れて柔らかくしていく。
そして───………
ちゅぷっ……
「………っ!!」
中に指を一本、ゆっくり挿入させた。
美依は声も出さずに躰を震わせて。
そして、中はぎゅうぎゅうと指を締め付けてきた。
(……想像はしてたが、やはり狭いな)
指一本やっと…と言った感じか。
これでは、俺の熱が入るには程遠い。
だが今まで誰も、ここを通らず硬く閉じていたのだから。
これはもう入念に、入念に解して…
せめて指をもう一本くらいは入れられるようにせねば。
そう思い、俺はゆるゆると指を動かし、内壁を探りながら撫でていく。
「あ、ぁっ…光秀、さん……っ」
「痛いか、それとも苦しいか…?」
「な、なんか、ぁっ…変な、感じ…!」
その美依の言葉を聞いて、俺は軽く目を見開いた。
変な感じ、そう思うのなら…
案外中だけで達する事も可能かもしれないと。
そもそも、美依は気をやった事があるのか。
もしかしたら自慰などで経験済かもしれないが…
男の手で導かれた事はないだろう。
俺は蜜な洞を広げるように、内壁を押したり擦ったりしながら、動かしていく。
と、そのままある一点に触れた時。
美依が一際、甲高く啼いた。
「……ぁあぁっ!」
「ここ…気持ちいいのか?」
「そこ、だめです、だめっ……!」
美依は嫌々するように、首を横に振る。
どうやら"ここ"が美依の好い所らしい。
美依は案外開花したら…ものすごく淫らな華になるのではないだろうか?
その素質は十分ある気がする。
勿論…俺の前でしか咲かせないがな?