第18章 鴇色の華に魅せられて ＊ 織田信長

「……っ美依」

「ね、信長、様っ……」

「も…いい加減に……っ」

「いやです、私まだ気持ち良くなってない…今、また"して"あげますから……」



(ならば、俺に組み敷かれればいいだろう)

自分も気持ち良くなりたいのなら、俺に身を委ねて蕩ければいい。
いつも通りで良いはずなのに『してあげますから』とは一体どういう事だ？
美依に触れられ、また熱杭は強靭なものになっていく。
また先からは露が溢れ始め…美依の手に流れては扱く動きの潤滑油になっているようだ。

にちゅっ、にちゅっ
淫猥な音、俺が感じているのを象徴する淫音。
それが耳に届く度に羞恥に晒される。
まるで、弱い部分を暴かれている心地だ。

また息が荒くなり始め、すっかりと雄々しくなってしまった俺の滾りに、美依は一度そっと口づけた。
そして俺に跨り、着ている襦袢の腰紐を引き抜く。
前がはだけてみれば、美依の白磁の肌はすっかり真っ赤になっていて……
その脚の中心からは、トロトロと雫が滴っているのが解った。



「美依……」

「も、こんなです、から…早く欲しいの」

「っ……」

「今日は、私が、上で動くの……」

「は……？」



すると、美依は俺の昂りの上に移動し、腰を落としてその蕩けた蜜部を触れさせてくる。
まさか、と思った時には遅かった。
ぐぷっといやらしい音がして、先が見る間にその泥濘にめり込み……
美依はさらに腰を落とすので、熱杭がずぶずぶと美依の中に埋まっていく。



「あっぁっ…入って、くるぅ……！」

「美依、貴様……っ」

「いっぱい濡れてるから、痛くないです…早く、もっと深く……ぁっあっ……！」

「…ぅ、あ……っ」



確かに濡れて熱くはなっているが、如何せん狭い。
触れて解してないからか、それとも美依がぎゅうぎゅうと締め上げてるせいか。
きつく窄まっている中を押し広げ、掻き分けている感覚がする。

それはいつも以上に快感を生み、刺激が強くて。
なんと言っても美依が自身で跨り、挿入しているという事実が、酷く卑猥で視覚からもやられてしまう。