第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》* 明智光秀
────…………くちっ
「あ……っ」
その『女』の部分に触れた瞬間、響いた淫らな水音に、美依は息を詰めてまた熱を上げた。
腰に"くる"、堪らない音だ。
美依の淫猥な花弁は膨れ上がり、それに触れればぐっしょり濡れているのが解る。
俺はそのまま割れ目に沿って、上下に優しく指を這わせ始めた。
指が往復するたびに、くちっくちっといやらしい音が鳴って。
美依は唇を一文字に結んで快感を堪えているので、俺は敢えて耳元で優しく囁いてやった。
「……予想通りに濡れているな。胸だけで、こんなに感じたのか?」
「ん、んぅ……っ……」
「ほら…唇を噛むな。喘いだって俺しか聞いていない、だから…もっと、愛らしい声を聞かせてくれ」
「や、ぁ……っ」
俺が蜜部を弄る手とは反対の手の指で唇を押し開くと、美依は途端に艶かしい声を漏らした。
今日は外にも誰も控えさせてはいない。
自室には誰も近寄らないように、と女中にも言っておいた。
だから…正真正銘、二人きり。
多少声を上げても、誰も聞いていないから。
────また美依を可愛がって
いやらしく、その花びらを開かせてやるのだ
この前は、胸で感じる快感を教えた。
今日は、下の蜜華に触れることで、もっと直接的な快楽を教えてやる。
俺に触れられるのは、こんなに気持ちいいと。
何も知らない純な美依を、少しずつ俺の色に染めていく。
そして、俺を受け入れられるように。
『下準備』は念入りにせねばならないのだ。
「ぁっあっ…だめ、です……っ」
「好い、の間違いだろう?」
「そこ、そんな、したらぁ……!」
「もっと濡れるか?本当にお前は敏感だな」
「…っあ、ぁっやぁっ…!」
ちゅくっちゅくっ、くちっくちっ…
指を動かす度に甘やかな音が空気に混じる。
時折、その蕾に指を引っ掛けると、美依は大袈裟な程に腰を跳ねさせた。
ぷっくり膨れているし…女の性感帯とも言われる下の花芽。
ここを中心に愛撫しながら、次第に指を中に入れて解していくか。
頭の中で美依を蕩かす算段を整え…
俺は中指と薬指で割れ目を撫でながら、親指でその蕾を緩く嬲り始めた。