第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》＊ 明智光秀

「美依……」

「ぁんっ…光秀、さん……っ」




俺は両手でそれを掴み、円を描くように揉み始めた。
そのまま人差し指で尖った先をこね回し、さらに美依に快感を与えて。

美依の声は、だんだん甘い啼き声のようになってきて…
艶やかな響きを持つそれが、部屋の空気に混じって、色濃いものに変化していく。




「好いなら好いと言ってごらん」

「ん…っぁ、光秀、さぁん……っ」

「……腹の中、疼いてきたか？」

「……っ」




俺が言えば、美依は息を荒れさせながらも、恥ずかしいそうに俯いた。
きっと図星、という事なのだろう。
だが…そうして疼いて"欲しがって"もらわねば困る。

俺は一回胸から手を離すと、三角座りをして膝を立てている美依の脚に触れ、はらり…と裾をはだけさせた。
剥き出しになる白い脚、膝を若干擦り付けているのが解り…

俺はクスッと笑みを漏らすと、今度は直に太ももに手を這わせた。




「……脚を開いてごらん、美依」

「…っだ、だめです……！」

「先に進むと言っただろう？もっと気持ち良くなりたくはないか。それに…"そこ"がどうなっているかなど、もう解っている」

「……っ」

「お前はいい子に、脚を開くだけでいい」




最初は抵抗し、脚に力を入れていた美依だけど、俺が太ももを撫で続けていると、やがて観念したかのように力を抜いた。
その機に、俺は膝に手を掛け、左右に大きく開かせる。

美依は俺の胸に寄りかかるように、背中をもたれ掛けさせ…
恥ずかしそうに、でも脚を素直に開いていて、俯いた真っ赤な顔が何とも言えず愛らしい。




「ふっ…そんなに恥ずかしいか」

「あ、当たり前です……」

「この程度で恥ずかしがっていたら、先になど進めないのだがな」




俺は美依の滑らかな肌を辿り、脚を撫でて、その付け根へと指を伸ばした。
そこは未知の場所、おそらく誰も触れた事がないだろうから…


(────最初に触れるのは、俺だ)


美依の秘蜜は、どれほど熱くなっているのか。
それを思うだけで…
心がぢくりと疼き、躰も芯から昂ってくる。