第3章 拝啓 愛しい君へ《後編》* 明智光秀
「美依……」
「はい……」
「今日、泊まれと言った意味は理解しているか?」
「……っ、はい」
「いい子だ、ならば…この前より、また少し先に進むとしよう」
「あ……」
俺は美依の襦袢の合わせから、するりと手を差し入れた。
そのまま、胸の膨らみを手で捕らえる。
少し小ぶりだが、とても柔らかな感触の"それ"。
俺は手のひらでやんわり包み込み、そのまま優しく揉み上げるように愛撫し始めた。
すると、美依が息を詰めたのが解り…
瞬時に肌が熱を上げ、微かに震えたのも伝わってきた。
「…ん……っ」
「この前、胸で感じる"気持ち良さ"は覚えたな?」
「……っあ、ん……っっ」
「今日はその先に進むために…たっぷり気持ち良くなる必要がある。ほら、俺の手で感じて…好くなれ」
「はぁっ…光秀、さんっ……」
耳元で甘く囁き、そして耳たぶを甘噛みする。
軽く吸い上げ、舌で縁をなぞったり…
ぴちゃりと音を立てて耳の穴を嬲ってみると、美依は次第に甘い吐息を漏らし始めた。
……感じてきているな。
以前胸を可愛がった時に解ったが、美依は割と敏感な方らしい。
すぐに熱を上げるし、涙目になるし。
もちろん与えられる快感に慣れていないせいもあるだろうが、『感じやすい』と言うのは良い事だ。
これが耳や胸だけでなく、全身そうなら言う事はない。
俺は胸を揉みしだきながら、その先を摘み、クニクニと擦るように押し潰した。
その尖りは、触ってほしそうに膨らんでいて…
触れれば形を変える、その愛らしい花芽を可愛がり、美依の羞恥を煽るような言葉をかけた。
「ああ…ここ、もう硬くなったな。そんなに気持ちいいのか?」
「…っん、ぁあ……っ」
「……片胸だけでは足りないだろう?」
「あっ……!」
俺は中から手を引き抜くと、素早く両手で襟を掴み、大きくはだけさせた。
弾けるように零れた二つの膨らみ。
先は赤く膨れ上がり、白い肌は微かに染まっていて…
肩越しにそれを見ながら、思わずごくりと喉が鳴る。
たわわに揺れて、本当に愛らしいと。
この前可愛がった時も思ったが、愛しい女の躰はどうしてこんなにも唆られるのか。