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【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第15章 日華姫ーあの子の誕生日ー * 徳川家康




ぢゅぷっぢゅぷっぢゅぷっ

酷い淫猥な蜜音に褥が擦れる音が混じり、息遣いと美依の嬌声まで重なって桃色の空気を作っていく。
部屋中に漂うそれは、とても濃密で。
滴る汗や、肌から香る甘い匂いも、終わらない夏の蜜夢を助長する。

こんな甘美な時が永遠に続けばいいのに。
離れないように、混ざってしまえばいいのに。



「いえ、やすっ…も、来てぇ……!」

「……っ美依……!」

「早く、欲しっ…家康が、欲しいの…!」



(……っ、ほんとに可愛すぎて参る)

無自覚に煽られ、また雄が質量を上げる。
躰中の感覚全てが、あんたを感じて鋭くなって。
限界まで高ぶった強靭な熱杭も……
もう、早く解放しろと悲鳴を上げている。

欲しいなら、いくらでもあげたい。

蠢く狭い蜜洞をこじ開けて、めいっぱい俺で占領して。
解き放つなら一番奥の深い所で、一滴残らず全てあんたに注いであげる。
『美依をたくさん甘やかして』
そう思ったばかりなのに……
駄目だな、今すぐ一緒に極みへ登りたくなった。



「美依の、欲しがり……っ」

「あぁんっ、あっぁっ…いえ、やす…!」

「でも…そんなあんたは、最高に可愛いよ…ぁっ…出そう……っ」



抽挿の速度を上げて、穿く。
雁(かり)のエラ張った部分がゴリゴリ擦れて、また増した甘い刺激は俺を蝕んだ。
熱い、熱くて俺もきっと蕩けた顔だろう。
そんな顔になるのも、あんたの前だけだ。

『好き』が加速する。
一心不乱に駆け上がれば、美依も一緒になって登って行って……



「……っ出る……!」

「……っあ、あぁぁぁっっ……!!」

「……っ、締めすぎ……っあ………!」





────また目の前に火花が散った





「……っ………!!」


手放した欲望は一直線に放たれる。
俺は息を詰めて腰を震わせると、美依の最深部にその白濁とした熱を吐き出した。
突き抜けるような快感、思考まで吹っ飛んで頭の中が真っ白になる。
この瞬間は、いつも自分が自分でないみたいだ。

視界まで霞みがかって……
ふわふわと微睡んだまま、俺は美依の上で脱力した。






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