• テキストサイズ

【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第11章 黒と蜜、紅と熱 * 信玄END




真っ直ぐすぎて、感じやすくて。
そして、内側から絆されやすい。
この子はとても優しいから……

故に、信長を嫌いにはなれない。
『躰を奪われていた』のは、信長に躰を好くされて、それに抗えなかったからだろうと安易に想像がつく。
そんなこの子も、とても愛らしいけれど…

────そんなのは忘れさせて
今度は俺が躰も心も好くしてやりたい




「信玄様は…ぁっ…優しい人ですからっ…綺麗じゃない、なんて事は、ないです……っ」




すると、美依は胸を愛撫されながら、途切れ途切れにそう言ってきた。
本当に…どこまでも清い子だ。
その優しさですら計算だとは思わないのか?
君を奪うためなら、手段を選ばない俺を……
君は『綺麗だ』と言うのか。


(君は、もっと世の狡さを理解しなければな)


俺を『優しい人』と言うなら、君は甘い。
俺は酷い人間だと、それが解らないのなら…
少しばかり、解るように手ほどきしてやらねば。

俺は君を愛しているから。
もちろん、甘い君も魅力的だけれど。
男と女が『愛し合う』事は──……
時にえげつなく、綺麗だけではいられないんだ。




「なら、もっと"酷く"愛してあげよう」

「あっ……!」




俺は躰を少し下に下げると、美依の襦袢の裾をはだけさせて太ももを開かせた。
白くしなやかな脚、その内太ももにも赤い華はくっきりと咲いている。
こんな場所にまで"自分"を残したいなんて…魔王は本当に征服欲の塊なのかもしれないな。

俺はそのままその痕に唇を寄せ、ちゅうっと音を立てて吸い付いた。
見る間に濃い赤になるそれ、全身全てを俺の色に塗り替えなくてはならない。

そう、美依があの男を忘れるように。
躰の隅々まで…染めて、愛してやらねば。




「俺は優しくなんかない、特に……」

「あっ…ん……っ」

「こうして乱れる君を見ていると、酷く汚したくなってしまうよ」




次第に内太もものもっと内側まで口付け、脚の間に顔を埋めていく。
そして到達した淡い茂みの奥は、すでに甘露で湿っていた。
胸や肌を愛されただけで、こんなに濡らして。

その事が嬉しくて、愛しくて……
俺はその甘い蜜に誘われるように、膨らんだ割れ目をそっと舐め上げた。






/ 346ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp