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【イケメン戦国】新篇 燃ゆる華恋の乱☪︎華蝶月伝

第10章 黒と蜜、紅と熱 * 信長END




「ぁっあんっ…ゆ、びぃ……!」

「よく締め付けてくるな、俺の感触は覚えているようだ」




ちゅぷっ、ちゅぷっ……
淫靡な音を立てて飲み込ませた指を動かせば、欲しがっているように内壁が締まる。
俺の指が嬉しいのか、入口までぱくぱくさせて。

だが、信玄に対しても同じように欲しがってみせたのか。
そんな風に思っていれば、美依は潤む瞳で俺を見つめ…俺の不安を一気にかき消した。




「忘れたり、しません…だって……っ」

「なんだ」

「私は…貴方の色に、ぁっ…染まってます、からっ…誰に触れられても、変わりません……っ」




(……っ、この愛らしい口はどこまで)

たどたどしく答える美依に愛しさが溢れ出す。
俺が無理やり貴様を染めたのだろう。
自分の色に塗ったくって、覚えさせて。
本来ならば忘れたくなるだろうに、忘れたりしないだと?

貴様は…どこまで俺を溺れさせる。
貴様の熱に、躰に、心に──……
愛しくて、恋しくて、切なくて、焦がれて、
また、深く深く沈没し、嵌っていく。

だが、そんな貴様だから愛した。
酷く温かくて、純粋で……
俺には不釣り合いだと何度思っただろうか。




────それでも、もう離したくない
傷つけた分…もっと蕩ける程愛してやりたい




「美依っ……」

「あ…っ」




ずるっと指を中から引き抜くと、美依は焦がれたように声を上げた。
そのまま俺は、己の着物をはだけさせていく。

もう、身の内の熱が暴れ出して…
早く解放しなければ、俺がどうにかなってしまう。

包んだ布を取り払えば、えげつなく屹立する俺の欲望。
すでに完全に硬くなり、先からとろりと露を漏らして…我慢している事など、一目瞭然だ。

美依の脚を大きく開かせ、躰を入れて、己の昂りの先を潤った蜜口に押し当てる。
そして、膝裏に手を当てながら、美依の上半身に覆い被されば……
下から期待したような視線を向けているのが解り、思わず苦笑してしまった。




「……そんなに欲しいか」

「は、い……」

「随分素直に欲しがるな、貴様」

「だ、だって…その通りですし」




恥ずかしそうに少し目を伏せる美依。
ああ、恥じらう姿も愛らしいな。
そんな姿も、俺を煽る要因にしかならないのだが。






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