第8章 桃色淫書-蜜恋に戯れる想い- * 石田三成
『三成君、恥ずかしいよぉ……っ』
繋がった部分を晒され、真っ赤になる貴女。
私に細い脚を開かされ、躰中は所有痕で真っ赤になっていて。
でも、蜜口は嬉しそうに蠢いている。
まるで吸い付くような感覚に…
私は胸にもたれている美依様の耳元で、妖しく艶やかに声を注ぐのだ。
『でも、躰は悦んでいるようですよ?鏡をよく見てごらんなさい』
『ち、違っ……』
『こんなに強く咥えこんで…離すまいとするように』
『……っ』
『ここも、ぷっくり膨れて…可愛いな』
私はわざと見せつけるように、指で結合部分の上にある赤く尖った蕾を弄る。
女性の性感帯であるそこは、美依様も弱い。
弄れば中はきゅうきゅうと締まり、挿しているのに口からは蜜が滲んできて。
そして、美依様は我慢出来ないと言ったように、可愛い声を響かせ始める。
『ぁっ…あん……っ』
『ふふっ、可愛い声ですね』
『みつ、んっぁっ…やぁっ……!』
『もっと…聞かせて、貴女の可愛らしい声』
────本当に可愛い私の御姫様
私の名を呼び、悦楽に溺れて浸って……
私の為だけに、その蜜な花弁を開くのだ。
『ぁあんっ…あっ、三成、くん……っ!』
「はぁ…っ可愛い、美依様……」
想像だけで、頭が蕩けた。
そんな風に私を求めて…
純なように見えて、実はいやらしい姫様だったのですね。
再度竿を握った手を小刻みに動かす。
さすればまた痺れるような快感が走り、気持ち良さでさらに熱杭が強靭なものになっていく。
自分を好くする方法は、自分が一番よく解っている。
私は竿を擦りながら、親指で鈴口から雁首の辺りを刺激するように引っ掻いた。
すると、その甘美な刺激でまた露が溢れる。
親指にぬるぬると纏わりつき、少し親指を離せば糸が引いた。
でも、この感じが堪らなく気持ちイイ。
思わず、腰まで揺すってしまう。
(穿いて、腰を振れたなら…どんなに)
限界まで腰が熱くなる。
それをあの方が癒してくれたなら、どんなにいいか。
でも、それは今は無理だと知っている。
だからこそ…こうして一人で慰めているのだ。
悲しいけど、それが現実。
せめて、頭の中だけでも貴女と結ばれたい。